トピックス

米・Gevoと韓・LG Chem、バイオプロピレンの共同開発契約を延長。ETO技術利用の商業化を加速(2024.12)

 2024年12月12日、 持続可能な製品の製造に取り組む米国化学企業のG​​evo, Inc.(コロラド州エングルウッド)と韓国のLG Chem, Ltd.(ソウル市)は、バイオプロピレンの共同開発契約を延長すると発表した。契約延長により、LG Chemはプロジェクト規模と最終製品市場を考慮しながら、Gevoのエタノールからオレフィン(ETO) への技術を展開するための既存資産を評価し、商業化活動を加速することができる。

「Gevo と LG Chem の提携は、世界クラスのパートナーと共に再生可能な化学物質を可能にする当社の特許取得済み ETO 技術の開発と商業化を加速させるという当社の意図を示す素晴らしい例である」と、Gevo の炭素およびイノベーション最高責任者であるPaul Bloom博士は述べた。「当社のエタノールからオレフィンへのプロセスは、プロピレン市場の大部分を脱炭素化する大きな可能性を秘めており、LG Chem は当初計画していたスケジュールよりも早く商業活動を開始している」

 Gevoの特許取得済み ETO 技術は、従来の石油ベースの構成要素に代わる、カーボンニュートラルまたはカーボンネガティブなドロップイン代替品をターゲットにすることができる。これらは、SAFやバイオプロピレンなどの再生可能燃料や化学物質に使用できるコア オレフィンである。ETO 技術は、コスト効率の高いバイオベースの再生可能燃料や化学物質の開発という課題に取り組むために Gevo が導入している複数の特許取得済み技術の1つにすぎない。

「LG Chemは持続可能な製品への道筋を拡大することに注力しており、パートナーシップを活用することは、独自の技術にアクセスし、その技術を共有する実証済みの方法である」と、LG Chemの副社長で石油化学研究開発責任者のDong-hyun Cho氏は述べた。「Gevoとの共同開発契約は、LG Chemが持続可能で環境に優しい将来のビジネス戦略を策定するのにすでに役立っている」

詳しくは、→https://investors.gevo.com/news-releases/news-release-details/gevo-and-lg-chem-extend-joint-development-agreement-bio

関係情報→https://greenproduction.co.jp/archives/12495

2024-12-13 | Posted in トピックス |