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経団連、政府次期バイオ戦略策定(2024年6月公表予定)に向け、重要施策について提言。(2024.4)
バイオエコノミーは、グリーントランスフォーメーション(GX)やサーキュラーエコノミー(循環経済)、ネイチャー・ポジティブ(生物多様性・自然保護)に貢献する循環型の経済社会である。わが国が直面する資源・エネルギー問題の解決、食料安全保障の確保にも資するものであり、経団連が目指す「サステイナブルな資本主義」実現のカギを握る。
経団連は、2023年3月に提言「バイオトランスフォーメーション(BX)戦略 ~ BX for Sustainable Future ~」を公表し、「バイオテクノロジーの進化は、環境破壊や資源制約といった社会課題の解決と、持続可能な経済成長を両輪で実現し、社会のあり方そのものを大きく変革する、すなわち、バイオトランスフォーメーション(BX)をもたらす可能性を秘めている」との考えを掲げた。
同提言は、国内外を問わず、産学官の様々なステークホルダーから前向きに受け止められ、政府による予算措置等の環境整備の他、研究開発の強化やスタートアップの振興など民間側での自助努力も進みつつある。大手企業においては、バイオ医薬品開発へのAI活用など、バイオテクノロジーとAI技術との融合に取り組むケースも見られるようになった。
バイオエコノミーを早期に確立すべく、わが国は産学官一体となって改革のスピードをより一層高めることが必要である。そこで、先の提言を踏まえ、2024年6月公表予定の政府次期バイオ戦略の策定に向けてとりわけ重要な施策について提言する。なお、先の提言で指摘した事項については、本提言での言及の有無にかかわらず、引き続き必要な取組みであることに変わりはない。
詳しくは、→https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/034_honbun.html#s1