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経産省、相次ぐバイオマス発電所の爆発・火災事故を議論。第20回電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策WGで（2024.3）

　経済産業省は、3月21日、第20回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ会合を開催し、能登半島地震対応及び、相次ぐバイオマス発電所における爆発・火災事故及びその対応等について議論した。

＜米子バイオマス発電合同会社・米子バイオマス発電所＞

●令和5年9月9日09時22分頃、米子バイオマス発電所（鳥取県米子市）の燃料受入搬送設備（受入建屋及びバケットエレベータ）において火災・爆発が発生、13時15分頃鎮火。     

●設置者は、9月9日17時35分に中国四国産業保安監督部に事故（速報）報告。       

●火災・爆発による人的被害は無し。また、発電所構外の物的被害は無し。

＜JERAパワー武豊合同会社・武豊火力発電所＞

●令和6年1月31日15時11分頃武豊火力発電所（愛知県知多郡武豊町）において、バイオマス燃料（木質ペレット）搬送中にボイラー建屋のバンカー付近及びベルトコンベアで爆発・火災が発生。同日20時04分頃に鎮火した。

●設置者は、2月1日13時10分に中部近畿産業保安監督部に事故（速報）を報告。                                           

●火災・爆発による人的被害は無し。

　 なお、令和6年2月1日付で、バイオマス発電設備設置者に対し、バイオマス発電所（専焼・混焼）の安全性に関する懸念や関心が高まっていることから、類似の事故の発生を未然に防止するため、①バイオマス特性に応じた安全対策、巡視・点検等の徹底、②報告対象ではない事故であっても報告、③情報の横展開を図り、事故発生未然防止への協力について対応の徹底を求めている。また、電気事業連合会者協会、大口自家発電施設者懇話会及び一般社団法人バイオマス発電事業にも各会員企業への周知を要請している。

詳しくは、→https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/denki_setsubi/020.html