ニュース情報/政策関連
国交省、船舶におけるバイオ燃料の取り扱いガイドライン改訂版を公表(2024.3)
国土交通省は、「船舶におけるバイオ燃料の利用に関する調査検討委員会」を設置し、得られた知見を整理して、昨年度に策定した「船舶におけるバイオ燃料取り扱いガイドライン」への追記・更新を行った改訂版を公表した。 船舶においてバイオ燃料は、現在使用しているディーゼル機関をそのまま又は小規模な改造を行うことで使用することができ、CO2排出削減を図ることができるため、既存船における省CO2対策の一つの候補と考えている。
昨年度、バイオ燃料の取扱いに関して明らかになった点について「船舶におけるバイオ燃料の取り扱いに関するガイドライン」としてとりまとめ、今年度においては、バイオ燃料の供給動向等を調査するとともに、長期保管後の品質変化等の確認のための陸上試験や昨年度未検証のバイオ燃料による技術的課題の調査を実施するなど、ユーザーが安心して利用できる環境の構築に向けて取り組むための検討を行ってきた。今般、その成果を反映した改訂版を公表する。
【ガイドラインの特徴】
舶用利用の可能性のあるバイオ燃料の概要・特徴、現行の燃料の品質基準・規格に関する情報、実証試験結果から得られた舶用バイオ燃料使用に向けた準備・対応すべき事項等について整理したもの。
【主な改訂のポイント】
●長期保存で酸化劣化が進む場合があるため、必要な対策を追加
●異なるバイオ燃料を継ぎ足した場合を模擬した試験の結果を追加
●国内初の取組みである、SVO(Straight Vegetable Oil:粗植物油) との混合油での海上実証結果を収録
詳しくは、→https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000313.html
2024-04-06 | Posted in ニュース情報/政策関連 |