研究情報
DIC、グリーンサイエンス・マテリアル社の第三者割当増資を引受け、連結子会社化(20231)
DIC㈱(東京都中央区)は、グリーンサイエンス・マテリアル㈱(熊本県熊本市:GSM社)の第三者割当増資により発行する株式を1月13日に引き受け、持ち株比率を過半数以上に引き上げ、連結子会社化した。
GSM社は、日本固有の淡水藍藻類であるスイゼンジノリから抽出される多糖類である「サクラン」(GSM社の登録商標)を世界で初めて商用化したバイオベンチャー企業。サクランが持つ高い保湿性、抗炎症効果やバリア性などを生かして様々なスキンケア製品へ応用する事業を展開している。加えて、スイゼンジノリが唯一天然で生育・養殖されている黄金川(福岡県朝倉市)の保全活動にも積極的に取り組んでいる。
DICは、サクランの安定供給や多用途展開を目指し、2021年にGSM社と資本業務提携を開始、その後、両社は2022年8月に世界で初めて屋内での大量培養技術の確立に成功し、スイゼンジノリの試験的な生産を開始した。これまでの提携が順調に進捗していることを踏まえ、今後藻類由来の機能性素材ビジネスで大きく成長する見込みがあるGSM社を連結子会社化しDICグループの一員に加えることで連携を強化していくとした。
詳しくは、→https://www.dic-global.com/ja/news/2023/ir/20230116075152.html 関連情報→https://www.gsmi.co.jp/
2023-01-19 | Posted in 研究情報 |