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ネステ社、出光興産、奇美実業および三菱商事によるマスバランス・バイオマスプラ製品化へ(2022.10)
ネステ社(フィンランド)、出光興産㈱、奇美実業(台湾)、三菱商事㈱の4社は、バイオマスナフサを原料としたバイオマスプラスチックのサプライチェーンを構築し、バイオマスナフサ由来のスチレンモノマー(バイオマスSM)の製造、バイオマスSMを原料としたアクリロニトリルブタジエンスチレン(バイオマスABS樹脂)等のバイオマスプラスチックを製造することに合意したと発表した。
バイオマスSMおよびバイオマスプラスチックの製造開始は、2023年前半を予定しており、日本国内でのバイオマスSMの生産は初事例で、台湾でのバイオマスプラスチックの製造も初事例となる。
ネステ社はプラスチック向け再生可能原料(バイオマスナフサ)では世界最大級の生産規模を誇り、日本最大のSMメーカーである出光興産にバイオマスナフサを供給する。同社が製造するバイオマスナフサは、再生可能なバイオマス由来の原材料から製造されていることから、石油由来のナフサと比べてGHG排出を抑制することが可能となる。出光興産によりマスバランス方式で製造・供給されるバイオマスSMを原料とし、世界最大のABSメーカーである奇美実業がバイオマスプラスチックを製造するフォーメーションだ。三菱商事はサプライチェーン構築における全体のマネジメントを実施するとともに、バイオマス製品のマーケティングを担う。
詳しくは、→https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2022/html/0000049967.html
※参考情報 「新たな考え方のバイオマスプラスチック マスバランス方式 ISCC PLUS認証 エコプロ2021注目した展示から(2022.1.29)
2022-10-08 | Posted in トピックス |