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経産省 第1回 CCS長期ロードマップ検討会を開催  (2022.2)

 経産省は、2022年1月28日、CO2を回収して地下に貯留する技術「CCS」の普及に向けたロードマップを検討する、初めての会議をオンラインで開催した。2050年時点においても、排出量がゼロにならない業界は残ると見込まれており、森林による吸収やCO2の再利用等だけでは難しく、CCSも必要であるという考え方だ。

 検討会発表の資料中、経済産業相は、CO2を回収して地下に埋める技術について2030年までの導入に取り組み、また電力の安定供給に火力発電は一定程度必要であるとし、地下貯留などでCO2を減らしながら国内の火力発電を維持する考えを示した。国内で導入例はなく、世界でもほとんど実用化されていない。経産省は北海道苫小牧市の実証試験で30万トンの貯留に成功したが、事業化には技術の確立やコスト低減、適地の開発など多くの課題があるとの見解を示し、年内にも長期のロードマップを策定し、官民で連携して取り組む考えを示した。

詳しくは、→https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/ccs_choki_roadmap/001.html

 

2022-02-05 | Posted in ニュース情報/政策関連 |