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出光興産、船舶燃料向けメタノールのサプライチェーン構築へ星・Consort Bunkersと共同検討開始。(2026.3)
出光興産㈱は、船舶燃料の供給・ソリューション事業を展開するConsort Bunkers Pte Ltd(シンガポール、Chairman and founder:Yeo Siok Keak、:Consort Bunkers)と、船舶燃料向けメタノールのサプライチェーン構築に向けた共同検討を開始したと発表した。同社が調達するメタノールを Consort Bunkers がバンカリング需要地であるシンガポールや東アジアの主要港湾で船舶燃料として海運会社に供給することを、両社で目指す。
海運業界では、国際海事機関(IMO)が掲げる「2050年ごろまでに国際海運からの温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロとする」目標のもと、船舶においては重油に代わるGHG 排出量の少ない燃料の採用が進んでいる。既存インフラで取り扱いやすいメタノールは有望な代替燃料であり、なかでも、e-メタノールやバイオメタノールといった、化石燃料を使わずに製造され環境負荷の低いグリーンメタノールの導入・普及が期待されている。メタノールおよび重油を燃料として使用できる「二元燃料焚き」船舶の導入も進んでおり、メタノールの需要拡大に備えたサプライチェーンの構築が重要視されている。
出光興産は、船舶燃料としてそのまま使えるだけでなく、ジェット燃料やガソリン、化学原料を製造することができ、多くのセクターの脱炭素化に寄与することができるe-メタノールや、バイオメタノールの供給体制の構築に取り組んでいる。世界有数のバンカリング港であるシンガポールや東アジアの主要港湾などでの燃料バンカリングにおいて豊富な知見と実績を持つConsort Bunkers との共同検討により、将来的なグリーンメタノールの導入も視野に、船舶燃料としてのメタノールのサプライチェーン構築を目指す。

