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シンガポール海事港湾庁(MPA)、世界最大規模のバイオエタノール燃料補給の完了を発表(2026.10)
2026年10月17日、Maersk、Golden Island Pte Ltd.、PSA Singapore(PSA)は、シンガポール海事港湾庁(MPA)の支援を受け、PSAのパシール・パンジャン・ターミナルにおいて、シンガポール初となるエタノール燃料補給作業を成功裏に完了したと発表した。この作業は貨物輸送作業と同時に実施され(SIMOPS)、質量流量計(MFM)を用いてバイオエタノールが燃料補給された。
シンガポール船籍の二元燃料コンテナ船「マースク・ハリファックス」は、コンテナ積み下ろし作業と並行して、Golden Islandのシンガポール船籍IMOタイプIIケミカルタンカー「MTゴールデン・ケンタウルス」から、ISCC認証バイオエタノール約5000トンを燃料補給された。これは、現在までに世界で1回の作業で燃料補給されたエタノールの量としては最大である。
この運用により、シンガポールの既存のメタノール燃料補給技術基準であるTR 129をエタノール燃料補給にどのように適用できるかを評価するためのデータと知見が得られる。エタノールはメタノールと取り扱い特性が類似しており、必要な改造を施せばメタノール対応エンジンで使用できる。また、この調査結果は、既存のMFMシステムが将来のエタノール燃料補給運用に利用できるかどうかの判断材料にもなる。
SIMOPSに先立ち、参加各社は危険特定および危険・運用性調査に関するワークショップを実施した。MPAはまた、メタノール燃料補給の経験を活かし、乗組員が船舶燃料の取り扱いおよび関連する緊急対応について訓練を受けられるよう、すべての関係者と緊密に連携した。
