トピックス,エネルギー編

大韓航空(Korean Air)、日本路線で国産SAFの使用を拡大(2025.9)

 大韓航空は国産の持続可能な航空燃料(SAF)の使用を拡大し、神戸と大阪行きの便にSAFブレンドを導入した。

 同航空は、2024年8月から2025年8月にかけて、仁川-羽田線で国産SAFを初めて試験運用し、その安全性と性能を検証した。従来のジェット燃料と比較して、ライフサイクル全体での炭素排出量を最大80%削減できるSAFは、航空業界の脱炭素化戦略の重要な要素と考えられている。

 大韓航空は、2025年9月19日から2026年12月31日まで、仁川発神戸行き(KE731)および金浦発大阪行き(KE2117)の便で1%のSAF混合燃料を使用する。このプログラムは、神戸路線で約90便、大阪路線で約26便を対象とする。

 同航空会社のSAFは、国内サプライヤーであるHD Hyundai OilbankとGS Caltexから供給されている。使用済み食用油(UCO)から製造されたこの燃料は、国際民間航空機関(ICAO)の国際航空におけるカーボン・オフセット及び削減スキーム(CORSIA)の認証を受けている。

詳しくは、→https://www.koreanair.com/contents/footer/about-us/newsroom/list/250922-SAF-on-Japan-routes

2025-09-24 | Posted in エネルギー編, トピックス |