トピックス,エネルギー編

フィンランド・P2X Solutions、同国初のグリーン水素プラント開所式をハルヤヴァルタで開催(2025.3)

 フィンランドのP2X Solutionsは、3月26日、フィンランド初のグリーン水素製造プラントの開所式をハルヤヴァルタで行った。式典ではフィンランド共和国のAlexander Stubb大統領が演説した。

 フィンランドにとって、このプラントは水素経済の幕開けを象徴するものである。グリーン水素とその派生品である電気燃料は、工業製造や陸海空の交通など、多くの分野で排出量の大幅な削減を可能にする。化石エネルギー源に代わるグリーン水素は、これらの産業がカーボン ニュートラル目標を達成し、今後数年間で施行される燃料法に準拠することを可能にする。

 そして、水素経済はフィンランドに大きな経済成長の機会ももたらす。2030 年代半ばまでに、フィンランドの水素経済は 115,000 人以上の新規雇用を創出し、フィンランドのGDPの13%に相当する可能性がある。

 Alexander Stubb大統領は「フィンランドはクリーンエネルギー大国になるために必要なものをすべて備えている」と述べた。また、大統領によると、開設された水素プラントは、クリーンエネルギーを生産することで持続可能な成長を生み出す具体的な例である。「ここハルヤヴァルタでは、変化を待つのではなく、変化を起こしたのである」と強調した。

詳しくは、→https://p2x.fi/en/finlands-first-green-hydrogen-plant-was-inaugurated-in-harjavalta/

2025-03-29 | Posted in エネルギー編, トピックス |