研究情報
東北大・東理大等研究G、電流の44%をCO2からメタノール生成に利用できる高効率触媒開発(2024.12)
脱炭素社会実現に向けて、CO2を有用な有機化合物に変換できるCO2還元触媒の開発は非常に重要である。この反応により得られる有機化合物の中でも、メタノールはその需要や付加価値の高さから特に注目されている。
東北大学多元物質科学研究所、東京理科大学、米バンダービルト(Vanderbilt)大学の研究グループは、原子レベルでの構造制御により、高選択率でメタノールを製造する触媒の創製に成功した。欠陥を導入しない場合では全くメタノールは生成しない。欠陥導入によってファラデー効率が約44%という、高いメタノール生成選択率を達成した。原子レベルでの構造設計により、メタノール合成触媒の更なる高活性化が可能になり、今後、脱炭素社会の実現がさらに一歩近づくと期待される。
詳しくは、→https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/12/press20241211-02-co2.html
2024-12-12 | Posted in 研究情報 |