研究情報

ミダック、佐賀大と微細藻類産生のフコキサンチンの高純度精製手法・効果検証の共同研究へ(2024.7)

 ㈱ミダックホールディングス(静岡県浜松市)の連結子会社である㈱ミダックは、国立大学法人佐賀大学(佐賀市)と「微細藻類が産生する有用カロテノイドに関する研究」という題目で共同研究を行うことに合意し、共同研究契約を締結した。本研究は大量培養した微細藻類から抽出した抗酸化物質(カロテノイド色素)を医薬品としても利用可能な純度まで精製することを目的としている。

 ミダックはカーボンニュートラルの実現に向けて、焼却施設などで発生する排ガスからCO2を分離・回収して微細藻類の培養に有効活用する研究を富士宮事業所内MiMiCCU Lab.(Midac Microalgae Carbon-dioxide Capture and Utilization)で進めている。そこで新たにフコキサンチンの効果を確認するため、佐賀大学農学部 川添嘉徳准教授と共同で微細藻類からフコキサンチンを高純度で精製する手法を開発する。純度を高めたフコキサンチンを使用してヒトが抱える生活習慣病(抗肥満作用、抗酸化作用など)を予防する効果、抗炎症効果、抗腫瘍効果などを検証する。ミダックは政府の掲げる二酸化炭素排出削減などの環境問題に真摯に取り組みながら、人々の生活を豊かにする商品開発を目指していく。

詳しくは、→https://ssl4.eir-parts.net/doc/6564/tdnet/2477355/00.pdf

2024-07-29 | Posted in 研究情報 |