研究情報

Green Carbon社、兼松と連携協定書を締結。水田メタン削減のカーボンクレジット創出とメタン抑制貢献米の普及へ(2024.5)

 カーボンクレジット創出販売支援スタートアップのGreen Carbon㈱(東京都港区)はこの度、兼松㈱と、 日本およびベトナム市場を対象に、水田のメタン削減によるカーボンクレジット創出と、メタン抑制に寄与した米(環境配慮米)の販売を共同で促進する、連携協定書を締結したことを発表した。
 水稲栽培におけるメタンガス(水田メタン)は、農林水産省によると、日本全体のメタンガス排出量の約4割を占めており、そのほとんどは、水田の湛水期間において、土壌に存在するメタン生成菌が稲藁や肥料等の有機物を分解する過程で発生するとされている。この水田メタン発生抑制は、政府が打ち出す「緑の食料戦略システム」における「農林水産分野でのゼロエミッション達成と持続的発展に向けた取組」の一つで、水田の中干し期間を慣行比+7日間延長することで、約3割が削減可能とされている。2023年3月には、J-クレジット制度運営委員会において、「水稲栽培による中干し期間の延長」が新たな方法論として承認され、Green Carbon社はじめとする事業者が、各農家様と連携した上で、水田メタン削減および削減効果のJ-クレジット化に取り組んでいる。

<連携協定概要>
 Green Carbon社が推進する「稲作コンソーシアムを通した水稲栽培の中干し期間延長によるJ-クレジット創出事業」と、兼松が長年培ってきた「多様なコネクションと国産米および外国産米市場の知見」を掛け合わせ、水稲栽培の中干し期間延長に取り組んだ農家へのインセンティブ還元モデルを強化すると共に、農家様の生産した米を環境配慮米として流通させるサプライチェーンを構築する。それにより、お取引様と消費者のサステナビリティ志向の高まりに応える態勢を整えることで環境配慮米の普及を促進し、ひいては農業・食品サプライチェーンの脱炭素化・持続可能性の向上に寄与する考えだ。

詳しくは、→http://green-carbon.co.jp/news/

 

2024-05-11 | Posted in 研究情報 |