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三菱ガス化学、バイオメタノールとDMEでISCC PLUS認証取得。マスバランス方式で販売へ(2023.12)

 三菱ガス化学㈱は、同社新潟工場で生産開始を予定するバイオメタノールとそのバイオメタノール等を原料として生産するジメチルエーテル(DME)について、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得したと発表した。
 同社は、新潟県が所有する下水道の終末処理場(浄化センター)から発生する消化ガスのうち未利用分を有効利用することを目的として、新潟県と売買に関する基本協定を締結しており、ISCC PLUS認証取得により、消化ガスを原料としたバイオメタノールを認証制度に基づいたマスバランス方式によって割り当てたISCC PLUS認証バイオメタノールとして製造・販売することを計画している。

 バイオメタノールは消化ガスの主成分であるメタンとCO2の両方を原料として、2024年春より同社既存装置を活用し製造を開始する予定。同社の進める「環境循環型メタノール構想」のブランド「Carbopath」の製品として化学品原料、燃料、水素キャリアーなど幅広い用途に用いられることを想定しており、同社が展開するメタノール誘導品製品でもバイオメタノールをISCC PLUS認証を取得した原料として利用することも可能となる。

 DMEはメタノールの脱水縮合反応により得られる製品で、現在噴射剤や発泡剤等で利用されている。燃料としてDMEを用いる場合の物性は化石燃料の一つであるLPガスと類似しており、バイオメタノール等を原料とすることにより世界中でLPガスの非化石化代替としての利用が期待されている。

詳しくは、→https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2023/231227-2.html

 

2023-12-30 | Posted in トピックス |