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大阪ガスと三菱重工、CO2回収・船舶輸送・利用・貯留のCO2バリューチェーン構築共同検討(2023.4)

 大阪ガス㈱と三菱重工業㈱は、国内で回収したCO2を海外に船舶輸送し、メタネーションによって製造される合成メタンであるe-methaneへの再利用や地中への貯留といったCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)を想定した、CO2バリューチェーンの構築に関する共同検討について合意したと発表した。
 本検討では、大阪ガスが社会への導入を進めるe-methaneやCO2貯留に関する知見と、三菱重工が社会への導入を進めるCO2回収、液化CO2の船舶輸送、CO2マネジメントに関する知見を組み合わせ、効率的なCO2バリューチェーン構築の実現可能性を検証する。
 具体的には、CO2排出削減が困難な鉄鋼・セメント・化学などのHard-to-Abate産業から大気中に排出されるCO2の回収方策や、や船舶によるCO2輸送の検討を行い、e-methaneとしての再利用や地中への貯留を含めたCCUS全体の事業性評価を幅広い産業界の企業と連携しながら実施する。
 さらには、三菱重工が日本アイ・ビー・エム㈱と構築を進めるCCUSのデジタルプラットフォーム「CO2NNEX(コネックス)」を活用し、検討するCO2バリューチェーンで流通するCO2量の把握・管理や、CCUS全体における環境価値を定量的に示すとともに、その環境価値を取引・移転することで、CCUSの拡大を推進する。

詳しくは、→https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2023/1720792_54087.html

2023-04-07 | Posted in トピックス |