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DICと出光興産、バイオマスポリスチレン(PS)マスバランス方式製造・販売に向け検討開始(2023.3)
DIC㈱と出光興産㈱は、新たなバイオマスプラスチックのサプライチェーンを構築し、バイオマスポリスチレン(バイオマスPS)の製造に向けた検討開始に合意したと発表した。バイオマスPSの製造は、DIC四日市工場において2023年後半までに開始予定。
バイオマスナフサは、再生可能資源である植物を由来とする原材料などから製造されることから、石油由来のナフサと比べてCO2排出量を抑制することが可能。出光興産が製造するバイオマスナフサ由来のスチレンモノマー(バイオマスSM)は、持続可能な製品であることを証明する国際認証ISCC PLUS(International Sustainability and Carbon Certification)認証を取得しており、同認証に基づくマスバランス方式を採用した製品を供給する。DICは、2023年後半までにISCC PLUS認証を取得予定であり、バイオマスSMを原料としたポリスチレンを製造する予定だ。
ポリスチレンとは、スチレンモノマーから作られる熱可塑性ポリマーで、ポリエチレン(高密度と低密度の2種類)・ポリプロピレン・ポリ塩化ビニルと並び、5大汎用樹脂のひとつに挙げられている。ポリスチレンは大きく分けると、透明性が高く硬いという特徴の汎用ポリスチレン(GPPS)と、ゴム成分を加えて衝撃性を改良した乳白色の耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)の2種類がある。
詳しくは、→https://www.idemitsu.com/jp/news/2022/230309_1.html
2023-03-12 | Posted in トピックス |