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日立と東京ガス、海外産バイオメタンの利用実績を設備単位でデジタル証明する実証を開始。(2026.9)
2026年8月31日、㈱日立製作所(日立)と東京ガス㈱は、協創により、国内で初めて、海外産バイオメタンを原料とした都市ガスが特定設備で消費されたことをデジタル証明するソリューションを開発し、本ソリューションを「Powered by Carbon Neutral Gas」として、2026年8月より実証を開始したと発表した。

具体的には、日立が自社で実装・検証する「カスタマーゼロ」の取り組みとして、日立の創業の地である茨城県日立市に位置する企業ミュージアム「日立オリジンパーク」のガス空調設備に本ソリューションを適用している。両社の協創により、対象設備における都市ガス由来の二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロであることを証明できるようになり、需要家にとっては脱炭素化に向けた取り組みのエビデンスとなる。供給事業者にとっては、海外産バイオメタンが有する環境価値を需要家に分かりやすく示す手段として活用することが可能となり、需要供給の両面での新たな環境価値の創出を図る。
Powered by Carbon Neutral Gasは、東京ガスが供給する海外産バイオメタンについて、日立が電力の環境価値認証で培ってきた独自の需要トラッキング技術をベースとした再エネ電力利用可視化サービス「Powered by RE」の情報基盤をガス分野にも横展開するもので、ガスの需給情報を一元管理するデジタルプラットフォームである。具体的には、最終供給点と消費対象(設備など)のメーターのデータから、需要家が購入した再生可能エネルギー由来の電力を「誰が」「どこで」「どれだけ」使用したかを可視化する技術をガス領域にも応用する。これにより、海外産バイオメタンを対象に、需要家における特定のガス空調設備での「消費」の過程をデジタルデータでトラッキングし、利用設備と利用量を特定することが可能になる。
例えば、従来、環境価値証書の購入によって帳簿上で行うことしかできなかったガス空調や工場設備などにおける「熱エネルギー利用」のカーボンニュートラル化を、ガスの利用実績として証明・可視化する。これにより、エビデンスによる第三者証明を実現し、環境価値を求めるお客さまのニーズに応える。なお、本ソリューションに係る第三者認証として、一般社団法人 パワード・バイ・アールイー認定委員会による審査を受け、本実証における海外産バイオメタンの利用実績を証明する「カーボンニュートラルガス利用証明書」を取得した。
将来的にはe-methane(e-メタン)、水素、アンモニアなどへの拡張を検討しており、カーボンニュートラルガスの普及を支える基盤となることをめざす考えだ。
詳しくは、→https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20260831-02.html
