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香港・EcoCeresと中・GDSが中国でHVO発電データセンターバックアップパイロットPJを開始(2026.4)
2026年4月9日、再生可能燃料専業の大手企業であるEcoCeres Inc.は、中国有数の高性能データセンター開発・運営会社であるGDS Holdings Ltd(GDS)と共同で、データセンターのバックアップ電源において、従来のディーゼル燃料に代わる低炭素燃料として水素化処理植物油(HVO)を使用するパイロットプロジェクトを開始したと発表した。この提携は、中国のインターネットデータセンター(IDC)分野におけるHVOの最初の応用例の一つであり、廃棄物収集から低炭素電力供給まで、完全な循環型経済モデルを示すものである。
試験運用の一環として、EcoCeresは中国北部のGDSデータセンターにHVOを供給した。HVOは、同サイトのバックアップ発電機において、ディーゼル燃料の代替燃料としてそのまま使用できる。
EcoCeres社の廃棄物由来のHVOは、ライフサイクル全体での温室効果ガス排出量が、従来の化石ディーゼル燃料に比べて最大で約90%低いという特徴がある。この低炭素燃料をバックアップ発電機の従来のディーゼル燃料の代わりに利用することで、循環型経済の考え方を急速に成長するデータセンター分野にどのように応用できるかを示す好例となっている。つまり、本来なら廃棄物として処理されるはずだった使用済み食用油が、デジタルインフラの電力供給源となる低炭素燃料へと生まれ変わる。

