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住友林業とレンゴー、バイオエタノール事業展開する共同出資会社設立。建築廃材でSAF原料製造へ(2026.4)
住友林業㈱とレンゴー㈱は4月1日、共同出資で「RSウッドリファイナリー株式会社」(本社:静岡県富士市)を設立したと発表した。住友林業グループの住宅の建設・リフォーム・解体時に発生する建築廃材などを使って、持続可能な航空燃料(SAF)の原料となるバイオエタノールを製造する。
<事業内容>
RSウッドリファイナリーは2025年4月に締結した基本合意書に基づき設立した。建築廃材などの原材料を調達しバイオエタノールを製造・販売する。2028年までに年間2万kLの商用生産が目標。バイオエタノールに加え、製造過程で出るリグニン成分を活用し、住宅用塗料の原料などバイオリファイナリー製品の事業化を見据えた開発も進める。
原材料には住友林業グループの住宅の建設・リフォーム・解体現場で発生する建築廃材などを活用する。住友林業は原材料の安定調達とバイオリファイナリー製品の共同開発・販売を担う。バイオエタノールはレンゴーグループがバイオマス化学品分野で培ってきた技術を活用し、同グループの製紙工場敷地内に新設するプラントで製造する。製造したバイオエタノールは石油元売事業者に販売し、SAFに転換後、航空燃料として使用する計画である。
<背景>
航空分野では脱炭素化に向けた国際的な動きが進み、CO2排出削減効果の高い手段としてSAFの需要拡大が見込める。現在、世界的にSAFの供給量は不足しており、国産SAFの開発と安定供給が急務である。足元では廃食油やトウモロコシ、サトウキビを原料にしたSAF製造技術が確立されているものの、原料の供給制約や食糧との競合といった課題がある。食糧と競合しない木質資源を活用したバイオエタノールは、原料の多様化とCO2排出削減を両立する手段として期待されている。
両社は木質資源を活用したバイオリファイナリー事業に着目し、昨年の基本合意を経て、共同出資会社を設立した。木材資源を余すことなく活用する事業モデルを構築し、化石燃料からバイオ燃料への転換を加速する考えだ。

詳しくは、→https://sfc.jp/information/news/2026/2026-04-01-02.html
