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タイ・Bangchak Group、同国初の商業用SAF生産開始。廃食用油等ベースのHEFA-SPK(2026.5)
Bangchak Groupは、Bangchakプラカノン製油所に国内初の100% HEFA-SPK SAF単独生産設備を設置し、タイ初の商業生産となる持続可能な航空燃料(SAF)の生産を開始したと発表した。このマイルストーンは、タイの未来のエネルギーへの移行における重要な一歩であり、ネットゼロ目標を支援するとともに、タイ国内外における持続可能な航空燃料への高まる需要に応えるものである。同グループは、初のSAF輸出も予定している。HEFA-SPKとは、水素化処理エステルおよび脂肪酸合成パラフィン系灯油の略で、使用済み食用油などの再生可能な原料から生産されるSAFの一種である。
Bangchak Corporation Public Company Limitedのグループ最高経営責任者兼社長であるChaiwat Kovavisarach氏は、Bangchak Groupが長年待ち望んでいたSAF(持続可能な航空燃料)生産工場が完成し、本格稼働を開始したと述べた。この施設は、次世代の持続可能な航空燃料を支える世界クラスの生産工場として、ゼロから建設された。
Bangchak Groupは、グループのネットゼロへの取り組みの一環としてSAFプラントを建設するだけでなく、使用済み食用油(UCO)の回収、原料管理、そしてSAFや再生可能ディーゼル(水素化植物油:HVO)への変換を含むエコシステムも構築した。HVOは現在入手可能なディーゼル燃料の中で最もクリーンな形態の一つである。多くの国がまだ明確なSAF義務化を定めていない状況下でも、この取り組みはエネルギー安全保障とエネルギー持続可能性の両方を強化するのに役立つ。
5月19日には、世界有数のバイヤーへの初のSAF輸出が実現する。これは、製品の品質、認証基準、インフラ整備を通じて、タイが次世代航空燃料のグローバルサプライチェーンへの参入準備が整っていることを示すものである。この節目は、タイの再生可能エネルギー分野のパイオニアから未来のエネルギー分野のリーダーへと成長を遂げるBangchak Groupにとって、また新たな重要な一歩となる。同時に、「グリーンイノベーションで持続可能な世界を創造する」というビジョンのもと、グリーンイノベーションにおける世界的なリーダーとなるというグループの決意を改めて示すものでもある」

