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独・BASFと米・IFF、次世代酵素とポリマーのイノベーションの推進に向け戦略的提携発表(2025.10)
ドイツのBASF は、バイオサイエンス イノベーションに注力の米国のInternational Flavors & Fragrances Inc.(IFF)との戦略的提携を発表した。この提携により、IFF の Designed Enzymatic Biomaterials テクノロジー プラットフォームの開発が加速され、布地、食器、パーソナルケア、および工業用洗浄アプリケーション向けの次世代酵素テクノロジーが生み出される。
この協業は、進化する消費者と市場の需要に応える高性能で持続可能なソリューションを開発するという共通のビジョンを持つ、業界リーダー2社を結びつけるものである。BASFとIFFの高度な化学技術とバイオテクノロジーおよびタンパク質工学の専門知識を組み合わせることで、洗浄性能の向上、パーソナルケア製品の処方改善、環境への影響の低減、そしてより持続可能な未来への移行を支援する、画期的なソリューションを大規模に提供することを目指す。
「この提携は、両社にとって戦略的に重要な一歩となる」と、BASF取締役会メンバーのMichael Heinz氏は述べている。「両社の研究開発の専門知識を組み合わせることで、お客様のために大規模な革新的ソリューションをより迅速に市場に投入するための基盤を構築する」
「BASFとの協業により、酵素およびポリマー技術の新たな可能性を共同で開拓できることを大変嬉しく思う」と、IFFのCEOであるErik Fyrwald氏は述べている。「このパートナーシップにより、業界と環境の両方にとって持続可能な価値を生み出す、市場主導型のソリューションを開発することが可能になる」
詳しくは、→https://www.basf.com/global/en/media/news-releases/2025/10/p-25-207
