トピックス,エネルギー編

日野自動車、燃料電池大型トラック新発売。水素社会実現へ国内初の量産モデル(2025.9)

 日野自動車㈱は、カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献すべく、環境性能と実用性を両立した国内初の燃料電池大型トラック量産モデル「日野プロフィア Z FCV」を10月24日に発売すると発表した。

■発売の背景
 日野はカーボンニュートラルの実現に向け走行中CO2排出量の大幅削減を掲げており、国内貨物自動車全体のCO2排出量の約6割を占める大型トラックの環境性能向上が課題のひとつとなっている。
 商用車の電動化においては、高い環境性能はもちろんのこと、事業に使う車両としての実用性との両立が求められるため、走行距離や積載物、稼働シーンなどに応じて適材適所で最適なパワートレインを採用していくことが重要となる。日野はこの「マルチパスウェイ」の方針に基づき取り組んでおり、幹線輸送に使われる大型トラックには、十分な航続距離と積載量、そして短時間での燃料供給が求められるため、水素を燃料として発電する燃料電池車が有効であると考えている。

 その考えのもと、2023年に「日野プロフィア Z FCV」の走行実証車を製作し、パートナーであるアサヒグループジャパン㈱、西濃運輸㈱、トヨタ自動車㈱、NEXT Logistics Japan㈱、ヤマト運輸㈱とともに、各社の物流業務で使用しながら、走行距離のべ40万kmを超える実績を重ねてきた。

詳しくは、→https://www.hino.co.jp/corp/news/2025/20250917-003984.html

2025-09-18 | Posted in エネルギー編, トピックス |