トピックス,エネルギー編
カナデビアGのスイス・Kanadevia Inova、デンマーク・Babcock&Wilcoxからごみ焼却発電プラント燃焼装置等の知的財産権やエンジニア等取得(2025.5)
カナデビア㈱の100%子会社で、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントの設計、建設、保守、運営などを手がけるKanadevia Inova AG(Inova)は、このほど、デンマークのエンジアリング会社Babcock & Wilcox A/S(B&W A/S)のごみ焼却発電プラントに関する火格子等燃焼装置の知的財産(IP:Intellectual Property)、エンジニア、仕掛工事、中国・韓国企業向とのライセンス契約の権利を有するTimberforce A/S(Timber)の全株式を取得した。Timber の株式取得は、複数タイプの燃焼装置技術取得、エンジニアの確保による案件対応能力の強化、ライセンシー活用など、Kanadeviaグループの競争力をより一層強化する様々なメリットがある。
Inova は、欧州とアジアで合計130カ所以上の納入実績を有するB&W A/Sの火格子納入実績を引き継ぐとともに、規模や火格子タイプの違いからInovaがこれまで対応できていなかったプロジェクトも取り込んでいく考えである。
カナデビアは、2023年度からの中期経営計画「Forward 25」において、M&Aを含む事業投資で合計750億円規模を計画しているが、2024年6月のBabcock & Wilcox Renewable Service A/S(デンマーク)の株式取得、2025年3月のEncyclisエンサイクリス Ireland Operations Ltd.(アイルランド)の買収合意契約、2025 年4月のMatrix Power Services, Inc(アメリカ)の株式取得など、Inovaグループによる一連のM&Aはその一環。 カナデビアとInovaは、ごみ焼却発電分野のトップランナーであるカナデビアグループとして、今後も一体となって事業展開を進めていく考えだ。
詳しくは、→https://www.kanadevia.com/newsroom/news/assets/pdf/FY2025-12.pdf