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米・Boeing、SAF生産促進へノルウェー・Norsk e-Fuelと提携。欧州初PtLプラントサポート(2025.1)
2025年1月21日、米国のボーイングは、ノルウェーのe-Fuelの主要プロジェクト開発パートナーとなり、欧州初の産業規模のPower-to-Liquids(PtL)施設の1つをサポートすると発表した。Boeingの投資により、北欧および世界中でSAFの生産と供給が加速する。また、2050年までにネットゼロ炭素排出を達成するという民間航空業界とICAO加盟国の共通目標をサポートすることも目的としている。
Norsk e-Fuel は、electro-SAF またはe-SAF として知られるジェット燃料を生産する。これには、化石燃料を使用しない電力を使用してグリーン水素を生成し、それを生物起源のリサイクルCO2 と組み合わせるPtLプロセスが含まれる。この燃料は、従来のジェット燃料と比較して、航空旅行のライフサイクル全体のGHG排出量を90% 以上削減できる。
「Norsk e-Fuelへの支援と協力は、化石燃料を使用しないエネルギーを使用してSAFの生産を加速することの重要性を強調するものであり、これは2050年に向けて航空業界の炭素排出量を削減する鍵となる」と、ボーイングの欧州、中東、トルコ、アフリカ、中央アジア地域サステナビリティ担当ディレクターのSteve Gillard氏は述べている。「e-Fuelを推進するための当社のパートナーシップは、北欧および世界中でSAFの商業化を促進し、堅牢なSAFエコシステムの構築を支援することで、お客様にとってのアクセス性と可用性を向上させるのに役立つ」
詳しくは、→https://boeing.mediaroom.com/news-releases-statements?item=131517
関連情報→(ノルウェー・Norsk e-Fuel、世界初の本格的なe-fuel(合成燃料)プラントを建設を発表)https://greenproduction.co.jp/archives/13197