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中・Envision、世界初の商用グリーンアンモニア貨物を積載し韓・LOTTE Fine Chemicalへ出航(2026.2)

 2026年2月27日、世界をリードするグリーンテクノロジー企業である中国のEnvision Energy(远景能源、上海市、Envision)は、内モンゴル自治区赤峰から韓国の大手化学会社LOTTE Fine Chemicalへ、グリーンアンモニアの世界初出荷を開始したと発表した。今回の出荷は、再生可能水素合成から国際海上物流まで、バリューチェーン全体を網羅した、世界初のエンドツーエンドのグリーンアンモニア商業輸送となる。

 貨物は、世界最大のグリーン水素・アンモニア生産拠点として知られるEnvisionの赤峰工場から輸送される。この施設は、世界最先端の100%再生可能エネルギー発電システムを採用しており、physical AIを活用し、風力と太陽光エネルギーをインテリジェントに制御して、水素とアンモニアの合成に必要な安定した供給源へと変換する。

「この船はアンモニアを運ぶだけではない。持続可能な未来への私たちのコミットメントを運ぶ船である」と、Envision・Energyのシニアバイスプレジデント兼最高製品責任者であるYimin Lou氏は述べている。「この最初の船の進水に成功したことで、Envisionはグリーンアンモニアバリューチェーンがもはや単なる青写真ではなく、現実のものであることを証明した。physical AIを活用し、ゴビ砂漠の膨大な再生可能資源を活用することで、韓国のパートナーを皮切りに、ゼロカーボン燃料を世界に供給することが可能になった」

 LOTTE Fine ChemicalのCEOのSeung Won Chung氏は、「グリーンアンモニアの世界初商業導入は、企業レベルや国家レベルを超えて、世界的な注目を集めている。この画期的な出来事は、気候危機への対応として、脱炭素エネルギーへの移行に向けた先導的なソリューションとみなされているグリーン水素・アンモニアバリューチェーン構築の出発点として、歴史的な意義を持っている」と述べた。さらに、「当社は、世界の業界リーダーと協力し、アジアNo.1のクリーンアンモニアハブとなるための基盤を築き上げていく」と付け加えた。

 Envisionは現在、年間32万トンのグリーンアンモニアを供給しており、2025年第4四半期から輸出を開始する予定。同社は、グリーン水素およびグリーンアンモニア生産のための独自のフルスタック技術パッケージを提供している。2028年までに、この工業団地は年間150万トンのグリーンアンモニアを生産すると予測されており、世界中のクリーン産業ハブにとって模範となるであろう。

 Envisionのグリーンアンモニアは、ISCC EU、ISCC PLUS、RFNBOなど、業界で最も厳格な認証を取得しており、高い評価を受けている。さらに、Envisionは独自のAI技術を風力水素製造システムに活用することで、風力エネルギーからグリーン分子への変換プロセス全体の効率と信頼性を最大化している。

詳しくは、→https://www.prnewswire.com/apac/news-releases/powered-by-physical-ai-envision-sets-sail-with-worlds-first-commercial-green-ammonia-cargo-to-south-korea-302699252.html