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エミレーツ航空、ドバイでネステ社の100％SAFによる試験飛行実施。問題ない駆動を確認（2023.1）
アラブ首長国連邦（UAE）のドバイを本拠とするエミレーツ航空は、ボーイング777-300ERにおいて、ネステ社の100％SAFを使った最初の試験飛行を行い、エンジンの問題ない駆動を確認した。フライトは1月30日にドバイ国際空港から離陸し、ドバイの海岸線を1時間以上飛行した。18 トンのSAF が、1つのGE90エンジンに動力を供給し、従来の化石ジェット燃料がもう1 つのエンジンに動力を供給した。
エミレーツ航空のデモ飛行は、航空機が100% SAF 燃料で動作することが認定される未来に向けての取り組みをサポートしうるものだ。現在許可されている50%のブレンド制限を大きく上回るもので、従来のジェット燃料の代替としての100%SAFの標準化と将来の承認への道を開くものと期待される。試験飛行は、安全で信頼できるSAFの互換性を実証し、ボーイング777-300ER または GE90 エンジンで、航空機、エンジン、燃料供給インフラ、または特別なメンテナンスへの変更がないことを実証した。
ネステ社とエミレーツ航空は、パートナー企業である GE Aerospace、Boeing、Honeywell、Virent と1年以上かけて、従来のジェット燃料の特性を厳密に再現するSAFを研究開発してきた。このSAFには、Virent社の植物由来原料（試験での使用が承認）から製造された合成芳香族灯油が追加されている。
2023-01-30 ｜ Posted in トピックス ｜