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帝人、ポリカーボネート樹脂のISCC PLUS認証取得。マスバランス方式のバイオマスPC樹脂生産・販売開始(2023.1)
帝人㈱は、同社が国内で 生産するポリカーボネート樹脂(PC樹脂)について、持続可能な製品の国際認証のひとつであるISCC PLUS認証を取得した。PC樹脂において同認証を取得することは国内企業としては初。 石油由来の原料を用いた従来のPC樹脂に加えて、バイオマスナフサを使用したビスフェノールA(バイオマスBPA)を用いて、同認証に基づいたマスバランス方式によるバイオマスPC樹脂の生産と販売を開始する。
近年、カーボンニュートラルの実現に向けて、サプライチェーン全体を通じた 温室効果ガス(GHG)の排出量削減へのニーズが高まっており、環境負荷低減に 貢献する製品の開発・生産が求められている。電気・電子部品や自動車部品などさま ざまな用途で使用されるPC樹脂についても、環境負荷の低い新たな製品に期待が寄せられており、同社は、愛媛県松山市および広島県三原市の各地区で生産するPC樹脂について、ISCC PLUS認証を取得した。バイオマスPC樹脂は、使用原料であるバイオマスBPAが従来の石油由来のBPAと 同等の物性であることから、石油由来のPC樹脂と同等の物性を有する。そのため、従来品から容易に切り替えることができ、製品のライフサイクル全体におけるGHG排出量の削減に貢献することができる。今後のマーケティング展開として、環境配慮型のPC樹脂製品に「サーキュラーマテリアルズ(Circular Materials:CM)」のブランド名を冠して展開をしていく考えだ。
詳しくは、→https://www.teijin.co.jp/news/2023/01/30/20230130_01.pdf
2023-01-30 | Posted in トピックス |