トピックス,バイオ燃料等

鹿島・ヴァイオス、国内唯一の高温固定床式・小型メタン発酵装置を開発。未利用バイオマスのエネルギー化を促進(2026.4)

 鹿島建設㈱(鹿島)は、㈱ヴァイオス(和歌山県和歌山市)と共同で、国内で唯一の高温固定床式・小型メタン発酵装置「メタクレス・ミニ」を開発したと3月16日、発表した。
 これまで、食品製造工場や商業施設などから排出された少量のバイオマスのオンサイトでの利活用は、設置スペースの制約や導入費用などの理由から普及が遅れていた。「メタクレス・ミニ」は、高効率な処理性能を有しながら、装置のサイズがコンパクトであるため小スペースに設置できることが最大の特長である。本装置を導入することで、未利用バイオマスからのエネルギー創出とカーボンニュートラルへの取組みを同時に実現できる。
 今後、本装置の普及展開を図り、カーボンニュートラルおよび循環型社会の実現に貢献していく考えだ。

<開発の背景>
 近年、カーボンニュートラル社会の実現やサーキュラーエコノミーへの移行に向け、企業の生産活動やサプライチェーンが見直されている。鹿島はこれまで、廃棄物を資源やエネルギーに変換する技術を開発し、バイオマスの有効利用、排水・廃棄物処理などのエンジニアリング業務に継続的に取り組んできた。
 特に、バイオマスからカーボンニュートラルエネルギーに変換するメタン発酵技術に関して、鹿島は1990年代から高効率な処理性能を有する高温固定床式メタン発酵装置「メタクレス」の開発・展開を進めてきた。メタクレスは多量のバイオマス(3t~100t/日程度)を排出する事業者・自治体向けの装置であり、現在、国内では最大規模の焼酎粕リサイクル施設をはじめ、15件以上の導入実績がある。今般、鹿島とヴァイオスは、少量のバイオマス(0.5t~3t/日程度)を排出する事業者のニーズにも対応できる、小型装置の共同研究開発に着手した。

<装置の概要と特長>
 鹿島がこれまで蓄積してきた高温固定床式メタン発酵技術のノウハウと、単独で開発した小型装置向けの新型固定床、ヴァイオスが保有する水処理関連設備の小型化・パッケージ化のノウハウを組み合わせ、コンパクトでありながら高効率処理が可能で、さらに、メンテナンス性にも優れた装置を開発しました。本装置の導入による効果と特長は以下のとおり。

詳しくは、→https://www.kajima.co.jp/news/press/202603/16e1-j.htm

 

2026-04-05 | Posted in トピックス, バイオ燃料等 |