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米･Industrial Microbes(iMicrobes)、100％バイオベースの高純度アクリル酸の生産に成功。大規模化バイオプロセスを通じて（2025.9）
2025年9月9日、産業バイオテクノロジーのパイオニアである Industrial Microbes (iMicrobes) は、持続可能な化学品製造における大きな進歩として、高度な発酵技術による 100% バイオベースの高純度アクリル酸の大規模生産に成功したと発表した。
BioMADE の支援を受けたこの成果は、化学業界で最も広く使用されている素材の 1 つを脱炭素化する大きな一歩となる。
「このプロジェクトは、米国のバイオ産業製造業が外国からの投入に頼らずに重要な材料を提供できることを示す素晴らしい例である」「このプロセスを拡大することで、バイオベースのアクリル酸の生産が促進されるだけでなく、高付加価値化学物質の国内サプライチェーンも強化されﾙ」と、BioMADEの技術プログラムマネージャー、Ashley Arnell 氏は述べた。
アクリル酸は、壁の塗料や電子機器や軍事用光学機器の接着剤からおむつ用の超吸収性ポリマー (SAP) まで、消費財、工業、防衛分野の何百もの用途に不可欠であり、その市場は 2030 年までに 180 億ドルに達すると予測されている。
iMicrobes 社は、Integrated Bioprocessing Research Lab (IBRL) と連携して、独自のバイオプロセスをグラム規模から 20 キログラムの生産バッチに急速に拡大し、発酵槽の容量を 2 リットルから 1,500 リットルのリアクターに拡張した。この劇的な 750 倍の増加は、この技術が商業展開に適していることを示している。
「私たちは、バイオベースの化学品を石油化学製品と経済的に競合できるレベルにまで引き上げる、優れたバイオプロセスを開発した」と、iMicrobesのCEO兼共同創業者であるNoah Helman氏は述べている。「コストを設計上の制約として徹底的に考慮することで、経済性で競合し、ネットゼロ材料を生産できるソリューションを構築した。この技術のスケールアップと商業化の可能性の実証において、BioMADEの支援に深く感謝する」