トピックス,マテリアル他編

独・BASF、中央ヨーロッパで再生可能アンモニア初生産。グリーン水素が生産プロセスで化石由来水素に代替(2025.5)

 ドイツのBASFは、再生可能アンモニアと再生可能アンモニア溶液24.5%という2つの新しいグレードの発表により、持続可能な製品ポートフォリオをさらに拡充する。BASFは、ルートヴィヒスハーフェンのフェアブント拠点において、アンモニアプラントにグリーン水素を供給し、プラントの天然ガス消費量を削減することで、これらの再生可能アンモニアグレードを生産している。

 BASFのフェアブントでは、化石燃料由来だけでなく再生可能エネルギー由来の水素も生産している。マスバランス方式により、再生可能エネルギー由来の水素は再生可能アンモニアグレードに帰属する。これらは、ISCC PLUSの従来製品と同様に、信頼性の高い「ドロップイン」ソリューションとして使用できる。再生可能アンモニアグレードは、通常のバルクで入手可能だ。

 「私たちの最大の目標は、再生可能なアンモニアを使用することによる、製品のネットゼロ化である」BASFのアンモニアバリューチェーンおよびアミノ樹脂事業部バイスプレジデントであるJens Aßmann氏が述べている。

 低炭素、すなわち「グリーン」アンモニアの需要はここ数年着実に増加しており、今後もさらに増加すると予想されている。「BASFのお客様だけでなく、下流事業も、市場開拓のために既に低炭素製品を必要としている」とJens Aßmann氏は強調した。「中央ヨーロッパで生産され、PCFが非常に低い再生可能アンモニアを初めて提供できることを誇りに思う」

詳しくは、→https://www.basf.com/global/en/media/news-releases/2025/05/p-25-099

 

2025-05-11 | Posted in トピックス, マテリアル他編 |