トピックス,エネルギー編
グローバル航空運営企業・IAG、廃タイヤからSAFを製造する英・Wastefrontに戦略的投資(2025.1)
British Airwaysやイベリア航空等を運営するIAG(International Aviation Group)は、使用済みタイヤをSAFに変換する計画の英国のタイヤ燃料化大手企業、Wastefrontに投資したと発表した。SAFは、廃タイヤをタイヤ由来の油に変換され、その後、道路燃料とSAFに精製される。
この契約は、IAGのSAFへの取り組みにおける新たな一歩であり、Wastefrontはサンダーランド港に完全に循環型のタイヤ燃料化施設の建設を開始できる。
この施設は2026年に稼働を開始し、翌年に完全稼働すれば、年間最大1,000万本の廃タイヤを処理することになる。
英国では現在、毎年約5,000万本の廃タイヤが発生しており、そのほとんどがインドなどの国に輸出され、セメント工場で焼却されるか、埋め立て地に廃棄されている。
詳しくは、→https://www.iairgroup.com/media/32uja44t/20250121_iag-wastefront-press-release-final.pdf