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ポリプラ・エボニックの耐溶剤分離膜、国内最大級バイオディーゼル燃料生産工場で稼働開始(2024.12)
ポリプラ・エボニック㈱(東京都新宿区)の耐溶剤分離膜「PURAMEM®」(ピュラメム)が採用先:㈱ダイセキ環境ソリューション(名古屋市瑞穂区)のバイオディーゼル燃料生産工場にて順調に量産稼働を開始した。
昨年(2023年)、パートナー企業であるRITA㈱(東京都新宿区)との連携にて、国内大手のバイオディーゼル燃料メーカーであるダイセキ環境ソリューションに採用されたPURAMEM®は、すでに採用前のテスト段階において既存の分離システムに比べ大幅な生産性向上に成功していた。今回の量産化においてもこの優れた生産性を保持したことにより年間精製能力は1,200kLとなり、蒸留装置の約17倍に相当する。PURAMEM®膜の採用決定後、製造設備への導入、テスト稼働などを経て、無事に立ち上げが完了した。
精製工程にPURAMEM®膜を使用することで、殆ど全ての不純物の除去に成功し、非常に高品質なバイオディーゼル燃料(FAME=脂肪酸メチルエステル)を精製することができる。さらに、蒸留システムを用いないため、熱分解することなく、高収率での製品化が可能。また、膜分離法は燃料を高温処理する必要がなく、危険性もなく安全かつ安価なプロセスである。
バイオディーゼルは植物油(または廃食用油)、動物油脂またはリサイクルされたグリースを原料として、エステル交換反応により製造された軽油代替のバイオ燃料。バイオディーゼルの品質は原料によって異なり、適切な前処理プロセスを行う事が重要となる。
詳しくは、→https://www.pp-evonik.com/news_release/press/135.html
2024-12-10 | Posted in トピックス |