研究情報

東北大研究G、地球温暖化が海洋プランクトンに及ぼす深刻な影響を調査、判明。(2024.11)

 地球温暖化により、私達に身近な動植物の生息域の変化が、既に世界中で多く報告されている。東北大学の国際研究チームは、過去100年間の世界中の海洋プランクトンのデータベースを解析し、その個体数が過去80年だけで約24%(24.24±0.11%)減少していることを明らかにした。地球温暖化に伴い、より低温の場所へ年10キロ移動し、生息域を変化させているが、今後、特に熱帯域では、生息域の変化だけでは絶滅を免れない種が出ることが予想される。

 今回の成果の基となったデータベースは、フランスの生物多様性研究財団(FRB)の生物多様性統合解析センター(CESAB)のプロジェクト(FORCIS)により作成された。海洋プランクトンは地球上の炭素循環にとっても重要な生物である。データベースの作成には、日本人研究者らの研究成果が大きく貢献している。

詳しくは、→https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/11/press20241114-02-ocean.html

 

2024-11-23 | Posted in 研究情報 |