ニュース情報/政策関連

JERA、武豊火力発電所における火災事故(1/31)に対する復旧方針を発表(2024.11)

 ㈱JERAは、1月31日に発生した武豊火力発電所の火災事故について、復旧方針を取りまとめたと発表した。

 同社は、4月30日に開催した第3回武豊火力発電所における火災事故調査委員会において、事故原因を取りまとめている。また、9月3日に開催した第4回事故調査委員会において、事故原因に対する再発防止策を取りまとめている。

 これらの内容を踏まえて、このたび、武豊火力発電所において2026年度末頃のバイオマス混焼による復旧を目指すこととした。再発防止策にもとづき、当面の運転では、バイオマス混焼率を当初計画値の17%から8%に変更する予定。その後、安全性の確保を前提として、更なる混焼率向上を検討していく。
 また、バイオマス混焼による復旧までの暫定的な措置として、今冬(2025年1月頃目途)以降、夏季・冬季といった高需要期において石炭のみの稼働を行うことで、電力の安定供給確保に貢献していく。
 なお、混焼率の変更ならびに暫定的な措置として石炭のみの稼働となる状況を踏まえ、電力の安定供給を前提として、CO2排出削減に向けて、以下のCO2排出量とCO2排出原単位に関する追加対応に取り組んでいく。

●CO2排出量に関する追加対応:低需要期において、武豊火力発電所の稼働抑制を計画的に実施し、当初計画値の17%混焼時の年間CO2排出量を上回らないよう努めていく
●CO2排出原単位に関する追加対応:低需要期において、同社の他の石炭火力を稼働抑制し、ガス火力の稼働にシフトすることを計画的に実施し、当初計画値の17%混焼時の年間CO2排出原単位を実質的に上回らないよう努めていく

詳しくは、→https://www.jera.co.jp/news/information/20241122_2061

 

2024-11-22 | Posted in ニュース情報/政策関連 |