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米・サウスウエスト航空、SAFを確保するベンチャー子会社設立し、米・LanzaJetへ投資発表（2024.2）
米国のサウスウエスト航空（Southwest Airlines）は2月28日、同社の完全子会社・Southwest Airlines Renewable Ventures（SARV社） の設立を発表した。このSARV社は、サウスウエスト航空のSAF確保に特化し、2030年までにジェット燃料の総消費量の10%をSAFに置き換えるという目標を達成するための重要な業務を担う。SARV社はまた、投資ポートフォリオの一環として、SAF技術のプロバイダーで、特許取得済みのエタノールを生産する、また世界初のエタノールからSAFへ変換する商業プラントを建設した米国のLanzaJetへの3,000万ドルの投資も発表した。
サウスウエスト航空は引き続きSAF生産者と協力してSAFオフテイク契約を締結する一方、SARV社は以前に発表されたサウスウェスト航空が投資するSAFFiRE Renewables（SAFFiRE）社への株式投資を含むサウスウエスト航空のSAF関連投資の管理マネジメントを行う。SAFFiRE社は、米国エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所（NREL）と協力しており、セルロース系エタノールの生産のためのこの技術に対するライセンス契約と一定の独占権を持っている。この技術は、米国で広く入手可能な農業残留物原料であるトウモロコシ茎葉をセルロース系エタノールに変換する際の重要な技術要素であり、LanzaJetの技術を使用してSAFに変換できるものである。
さらに、サウスウエスト航空とLanzaJetの契約の一環として、サウスウエスト航空向けにSAFを製造するためのプラントを建設する予定である。計画されているプラントは、SAFFiRE のセルロース系エタノールを SAFに変換する機能を有し、SAFFiRE エタノールから長期にわたって大量のSAF を生産できるものである。