研究情報

立教大、日本曹達の研究G、水素やCO2を大量に貯蔵する新規多孔性材料・Trp-MOFを開発(2023.12)

 立教大学と日本曹達㈱による未来テーマプロジェクト研究室は、環境調和型分子の創出を目的に研究を行ない、次世代のクリーンなエネルギーとして期待されている水素やGHGとして知られるCO2を大量に吸着する物質、Trp-MOF(金属-有機体構造体)に成功したと発表した。トリプチセン配位子と亜鉛イオンが組み合わせで出来上がるTrp-MOFの「ハチの巣」型の自由空間を活用することで大量のガス吸着が可能。また、400℃以上でも分解しない優れた熱耐久性を示した。この材料を用いることで大型ガスボンベに代わる小型の「分子ボンベ」として応用可能であり、日本曹達(株)と立教大学との産学連携の研究成果として意義があるだけでなく、国際学術雑誌「Chemistry -A European Journal」の注目論文として表紙を飾る分子として掲載された。

詳しくは、→https://www.rikkyo.ac.jp/news/2023/12/mknpps000002dnl2.html

2023-12-09 | Posted in 研究情報 |