ニュース情報/政策関連

COP28議長国、IRENA、GRA、2030年までに再生可能電力3倍、エネ効率2倍のロードマップ発表。プレCOPで(2023.11)

 COP28議長国、国際再生可能エネルギー機関(IRENA:the International Renewable Energy Agency)、グローバル再生可能エネルギー同盟(GRA:the Global Renewables Alliance)は、2030年までに世界の再生可能電力容量を3倍の11,000GWに増やし、年間平均エネルギー効率を2倍にする主要な要因を概説する共同報告書をアブダビで開催されたプレCOPイベントに合わせて発表した。主な実現要因には、インフラとシステム運用、政策と規制、サプライチェーン、スキルと能力、財務、国際協力が含まれる。この報告書は、公正かつ秩序あるエネルギー転換を迅速に進めるためのCOP28議長国の行動課題の主要な柱をサポートするものである。
 COP28議長のSultan Al Jaber博士は、「再生可能電力の導入を3倍にし、エネルギー効率を2倍にすることは、温室効果ガス排出量を削減するための最も重要な手段の一つです。私は今、この報告書に概説されているように、私たちの野望を現実にするために、団結し、共通の目標に取り組み、包括的な国内および国際的な行動を起こすよう全員に呼びかけています」と述べた。
 IRENA事務局長のFrancesco La Camera氏は、「私たちの使命は緊急であると同時に明確である。2030年までに再生可能電力容量を3倍にするための協調的な行動が必要だ。これには、化石燃料時代にインフラ、政策、制度に深く根付いた体系的な障壁に緊急に対処することが含まれる。この報告書は、世界的なエネルギー転換を加速し、1.5℃を維持するために政府が優先すべき行動を概説しています」と述べた。
 GRA CEOのBruce Douglas氏は、「これらの措置により、よりクリーンな電力システムが実現し、手頃な価格のエネルギーへのアクセスが開かれ、何百万人もの人々にクリーンでグリーンな雇用がもたらされます。再生可能エネルギーの急速な拡大には、政策立案者が業界と連携することが求められます。市民社会は、この報告書に記載されているインフラとシステム運用、政策と規制、サプライチェーン、スキルと能力などの実現を可能にする行動を緊急に実行する必要があります」と述べた。

詳しくは、→https://www.cop28.com/en/news/2023/10/COP28-IRENA-and-Global-Renewables-Alliance-outline-roadmap

2023-11-06 | Posted in ニュース情報/政策関連 |