トピックス

米・Origin Materials社、世界初商用CMFプラント稼働。持続可能な中間化学品等第1ステップ生産(2023.6)

 持続可能な化学素材開発に注力するOrigin Materials社(米国・カルフォルニア州)は、世界初の商業用CMFプラントである「Origin 1工場」の稼働を開始したと発表した。この工場は、資金提供された共同開発プログラムと付加価値の高い用途向けの材料の開発に重点を置き、同社の中核技術プラットフォームをスケールアップして導入するためのイノベーションセンターとして機能させていく考えだ。

 CMF (クロロメチルフルフラール)は、PETプラスチックの前駆体であるパラキシレンや、数多くの持続可能な製品に使用できる FDCA(フランジカルボン酸)など、多数の最終製品の製造に使用できる多用途の化学構成要素。用途には次世代持続可能なポリマーPEF(ポリエチレンフラノエート)なども含まれる。この工場では 自動車タイヤ用の持続可能なカーボンブラックに利用できるHTC (hydrothermal carbon:水熱炭素) も生産することができる。
 新工場は、衣類、繊維、プラスチック、包装、自動車部品、タイヤ、カーペット、玩具、燃料などを含む幅広い最終製品に使用できる中間化学品と材料を業界に供給する。このプラントは、持続可能な木材残渣を汎用性の高い中間化学物質に変換するためのオリジンの技術プラットフォームの大幅なスケールアップを推進していく予定だ。Origin 2、Origin 3、またライセンスを取得した工場を含め、世界規模での生産および販売につなげていくことが期待されている。

 共同創設者兼共同CEOのJohn Bissell氏は、「この工場は、革新的なコア技術プラットフォームを大幅にスケールアップする。プラットフォーム中間体であるCMFとHTCが化学業界とこれまでの製造方法に変革をもたらすことを期待している」と語った。

詳しくは、→https://investors.originmaterials.com/news-releases/news-release-details/origin-materials-announces-startup-origin-1-worlds-first

 

2023-06-28 | Posted in トピックス |