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IEA、広島開催のG7サミットで、エネルギーと気候分野に関する首脳らの議論をリード（2023.5）

　IEA（International Energy Agency：国際エネルギー機関）のファティ・ビロル事務局長は、広島で開催されたG7サミットに集まった首脳らに演説し、クリーンエネルギーの導入において世界的に急速な進歩が起きていることと、ネットゼロ排出への道を確実に進めるため、迅速かつ安全な行動について強調した。
　5月19日から21日に開催されたサミットは、2023年G7議長国・日本の岸田文雄首相が議長を務めた。参加は、G7加盟国に加え、オーストラリア、ブラジル、アフリカ連合の現議長のモロッコ、太平洋諸島フォーラムの現議長のクック諸島、韓国、インド、現在のG20議長国のインドネシア、現ASEAN議長国のべトナム。21日の特別セッションには、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領も参加した。
　20日のエネルギー、気候、環境に関するセッションで指導者らと話したビロル事務局長は、世界のエネルギー市場に関するIEAの最新評価を提供し、クリーンエネルギー経済が多くの人々が認識しているよりもはるかに速いスピードで台頭していることを強調した。更に、1970年代以来世界のエネルギー情勢における課題のひとつとなった石油とガスをめぐる地政学的なエネルギー安全保障問題がクリーンエネルギーにおいても繰り返されないようにするために必要な行動について議論した。
　IEAはすでに、4月に札幌で開かれた環境閣僚級会合に先立って、今年のG7議長国のエネルギーと気候変動に関する多くの重要分野にわたる分析に情報提供した。また広島サミットに向けて、世界のクリーンエネルギー技術製造における最新の発展を評価する新しい報告書を作成し、発表された。

詳しくは、→https://www.iea.org/news/iea-at-the-heart-of-world-leaders-discussions-on-energy-and-climate-at-g7-summit　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関連情報→https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/rs/page4_005898.html