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欧州議会と理事会、グリーンな航空燃料の利用拡大合意。2050年割合70%、2025年フライトEUエコラベル(2023.4)

 欧州議会と理事会は、航空部門における高度なバイオ燃料や水素などの持続可能な燃料の利用を増やしていく協定に合意した。CO2排出量を削減し、EU が 2050 年までにカーボンニュートラルとするために、EUの空港で利用する持続可能な航空燃料の最小割合を設定した。発効に向け、理事会の常任代表委員会と議会の運輸・観光委員会、また議会と理事会全体での承認を目指す。

 具体的には、2025年、航空燃料の少なくとも2%をグリーン化を行い、この割合は5年ごとに増加させる。2030年に6%、2035年に20%、2040年に34%、2045 年に42%、そして2050年に70%とする。特定の燃料ミックスの場合は、e-ケロシンのような合成燃料で構成したものとし、その割合は、2030 年に 1.2%、2032 年に2%、2035 年に5%、2050 年には35%とする。

 協定内容によると、持続可能な航空燃料には、合成燃料、農業または林業の残留物、藻類、バイオ廃棄物、廃食用油または特定の動物性脂肪から生成される特定のバイオ燃料、および廃ガスと廃棄物から生成されるリサイクルされたジェット燃料が含まれる。また、飼料および食用作物ベースの燃料、およびパームおよび大豆材料に由来する燃料は、持続可能性基準に適合しないため、グリーンと見なさないとした。また、航空輸送の脱炭素化に徐々に貢献できる有望な技術である、持続可能な燃料ミックスの一部として再生可能な水素を組み込んだ。

 航空部門の脱炭素化をさらに促進し、一般の人々に情報提供するために、欧州議会は、2025年以降、フライトの環境パフォーマンスに関する EU ラベルを設けるとした。航空会社は、乗客 1 人あたりの予想されるCO2排出量と 1 キロあたりの予想される CO2 効率を示すラベルを付けてフライトを販売する。乗客は、同じルートで異なる会社が運航するフライトの環境パフォーマンスを比較することができる。また、EU 加盟国に対し、航空会社、空港、または燃料供給業者からの違反に対する罰金制度を設け、この収入は、持続可能な燃料と従来の燃料の価格差を埋めるための研究と革新に振り向けることとした。

詳しくは、→https://www.europarl.europa.eu/news/en/press-room/20230424IPR82023/fit-for-55-parliament-and-council-reach-deal-on-greener-aviation-fuels

2023-04-27 | Posted in ニュース情報/政策関連 |