ニュース情報/政策関連

関西電力、舞鶴発電所バイオマス燃料供給設備の火災発生経緯、事故対策検討会の設置を発表(2023.4)

 関西電力㈱は、舞鶴発電所のバイオマス燃料供給設備における火災についての第五報を4月3日、発表した。

 舞鶴発電所(京都府舞鶴市、1、2号機合計出力180万キロワット)の バイオマス燃料供給設備において、3月14日21時52分、火災の発生を、3月15日8時26分に鎮火を確認した。同発電所2号機について は、3月18日、バンカ内のバイオマス燃料消費のために 一時的に運転し、3月20日、石炭を運搬する設備の健全性を確認したことから、運転を再開した。

 発生経緯について同社で調査した結果について、バイオマスサイロ内にあるバイオマス燃料の一部が、発酵・酸化して発熱し、サイロ内およびバイオマス燃料をボイラへ運搬する設備内に可燃性ガスが発生・滞留。その後、発熱が進んだサイロ内のバイオマス燃料が自然発火し、可燃性ガスに引火して 火災に至ったものと考えているとした。

 同社は、幅広い知見を取り入れた火災の原因究明と再発防止対策の具体化・推進を行うため、「舞鶴発電所バイオマス設備火災事故対策検討会」 を設置し、徹底的な調査・原因究明を実施し、発電所の安全・安定運転に全力を尽くしていくとした。

詳しくは、→https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20230403_1j.pdf

2023-04-04 | Posted in ニュース情報/政策関連 |