研究情報
東洋紡、神戸大発バッカス・バイオイノベーションを支援。デフタ・キャピタル投資事業参加(2022.11)
東洋紡㈱は、㈱デフタ・キャピタル(横浜市)が運営するCoba1号投資事業有限責任組合に参加した。本組合は、神戸大学発ベンチャーである㈱バッカス・バイオイノベーション(神戸市)および、その周辺技術に対する出資や事業開発を目的としている。
バッカスは、神戸大学より先端バイオテクノロジー関連の技術移転を受けて2020年3月に設立。遺伝子の設計から生産プロセス・試作品の開発まで一括してサービスを提供する日本初の「統合型バイオファウンドリ」の実現を目指している。微生物や植物などを用いて化学品や燃料、医薬品原料やたんぱく質など、さまざまな有用物質を生産する「バイオものづくり」分野において、DNA合成やゲノム編集技術、代謝解析の技術を応用することでスマートセルを開発するなど、日本のバイオ産業の発展に寄与することが期待されている。
東洋紡は、2022年4月に神戸大学と包括連携協定を締結し、ライフサイエンス分野を中心に共同研究を積極的に進めるほか、2022年1月には、微生物の発酵などによってつくられる化学品の製造・開発を行う米バイオベンチャー企業DMC Biotechnologies Inc.に出資するなど、バイオ関連のオープンイノベーションに注力している。
詳しくは、→https://www.toyobo.co.jp/news/2022/release_1396.html
関係情報→https://www.b2i.co.jp/ →https://www.dmcbio.com