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DIC、藍藻類スイゼンジノリの屋内大量培養技術を確立 ~高い保水力をもつ多糖類を供給~(2022.8)

 DIC㈱(東京都中央区)とグリーンサイエンス・マテリアル㈱(熊本県熊本市:GSM社)は、世界で初めて藍藻類スイゼンジノリの屋内での大量培養技術の確立に成功したと、8月4日、発表した。今後量産化の検討を進め、2023年までに人工培養したスイゼンジノリから抽出した多糖類「サクラン」の上市を目指す。この多糖類は、ヒアルロン酸の5倍以上の保水力を持つ高い保湿性に加え、バリヤ性、抗炎症効果も有する。(サクランはGSM社の登録商標) 

 スイゼンジノリとは、九州の阿蘇山系の伏流水にしか生息していない非常に珍しい藍藻。近年では様々な環境変化の影響で収穫量が減少する傾向の品種であるが、DICとGSM社は2021年3月より資本業務提携を開始し、スイゼンジノリの屋内での大量培養技術の確立に向け取り組んできた。GSM社で継続してきた研究成果とDICがスピルリナの生産で培った大量生産技術を掛け合わせることで、屋内の管理環境下でのスイゼンジノリの培養条件を見い出し、世界で初めて量産化技術の確立に成功した。今後、サクランを日本発のオリジナル化粧品原料としてグローバルに展開することを目指し、更なる効率化による低コスト化を実現できるよう推進する。将来的には、数十トン以上のスケールでスイゼンジノリを培養出来る体制を構築し、繊維、メディカルやサプリメントなど様々な分野への用途拡大も目指す。

詳しくは、→https://www.dic-global.com/ja/news/2022/products/20220804015317.html                    GSM社→https://www.gsmi.co.jp/

 

2022-08-08 | Posted in トピックス |