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独・Bayerと英・BPが戦略的提携。バイオ燃料の中間作物としてカメリナ(Camelina)を共同で大規模生産へ(2026.5)
2026年5月6日、ドイツのBayerと英国のbpは、カメリナ(Camelina:和名アマナズナ)という作物を「newgold」ブランドで共同で大規模展開するための長期戦略提携を締結したことを発表した。この提携により、カメリナは北米を皮切りに商業化される。bpは燃料と精製に関する専門知識を提供し、Bayerは業界をリードする種子技術の専門知識と、広範な農家顧客基盤を活用する。この提携は、バイオディーゼル、再生可能ディーゼル(RD)、持続可能な航空燃料(SAF)市場の需要拡大に対応するため、信頼性の高い中間油糧種子市場をさらに発展させることを目指している。これらの市場規模は、2040年までに約3倍の400億ガロンに拡大すると予測されている。
「この提携により、カメリナを市場に投入するために必要なバリューチェーンを構築することができ、農家のお客様が農場でカメリナの栽培を検討する際に、より確実な市場見通しを提供できるようになる」と、Bayerのクロップサイエンス部門の戦略・サステナビリティ責任者であるFrank Terhorst氏は述べている。「当社は、業界をリードする育種プログラムを活用して作物の改良を進めており、世界的に未開拓の可能性を秘めたこの成長市場のニーズに応えていく。これは、新たな収益源を生み出す可能性を秘めているため、お客様とその農場にとって有益であると同時に、再生可能燃料市場にとっても有益であると考えている」
bpのバイオ燃料成長担当上級副社長であるPhilipp Schoelzel氏は、「今回の提携は、bpの真髄を示すものである。補完的な能力を持つ信頼できるパートナーと協力することで、顧客が望み必要とする製品を開発し、株主の皆様に価値を提供する」とコメントした。
●炭素強度の低い燃料
今回の発表は、 2025年1月に発表されたBayerによるカメリナ資産の買収に続くものである。バイエルは本格的な販売開始に向けて生産量を増やすべく、長期栽培型と短期栽培型のバイオタイプの試験を実施している。Bayerはすでに、米国北部平原地域、カナダのサスカチュワン州南部およびアルバータ州南部地域で、newgoldカメリナを導入している。
カメリナは、再生可能燃料として有望な低炭素作物であり、春と冬の両方で栽培できる柔軟性を持ち、投入資材も少なくて済む。カメリナは耐寒性があり、莢の裂開抵抗性と干ばつ耐性を備えているため、休耕地や耕作放棄地、あるいは従来の主要作物の輪作の合間に栽培することができ、農家は食料生産との競合を避けることができる。
newgold種子ブランドで販売されるカメリナ作物は、利益を何倍にも増やすことを目標に設計されており、栽培者は自分の経営の中でどのように、どこで栽培するのが最適かを柔軟に決定できる。
●中間作物として、季節の合間に付加価値を与える ●輪作の中で、良好な農業管理に貢献しつつ、収入源を多様化する。 ●利用価値の低い土地や活用されていない土地を、より生産性の高い資産に変える
この柔軟性により、農家は低炭素燃料経済に参加しながら、農業および財務に関する意思決定を自らコントロールできるようになる。
関連情報→https://greenproduction.co.jp/archives/27381
