トピックス,エネルギー編,水素・アンモニア等
独・Daimler Truck/MB Energy/川崎重工、ハンブルク港経由で欧州への液化水素供給網を構築する協定締結(2026.5)
2026年5月11日、ドイツのDaimler Truck、MB Energy、川崎重工業㈱は、ハンブルク港を経由して欧州への液化水素供給網を構築するための共同開発協定(JDA)を締結したと発表した。
この協定は、世界最大級の港湾祭典の一つである「ハンブルク港創立記念日」の期間中に締結され、ハンブルクがヨーロッパの主要エネルギー拠点としての戦略的役割を目指していることを改めて示すものとなった。
本合意に基づき、3社はそれぞれの専門知識を活用し、ハンブルク港への経済的に実現可能な液化水素サプライチェーンの構築に向けた具体的な調査を進める。目標は、2030年代初頭までに液化水素および水素の供給の商業運転開始日(COD)を達成することである。日独水素サプライチェーン構築に関する既存の覚書(MoU)を基盤として、パートナー各社は水素関連事業の国際展開を推進するとともに、世界のエネルギー安全保障の強化と持続可能な未来に向けた脱炭素社会の実現に貢献していく考えだ。
MB Energyの新エネルギー、貯蔵、インフラストラクチャ担当上級副社長であるVolker Ebeling氏は次のように述べている。「水素はヨーロッパのエネルギー転換の重要な推進力となり得るものであり、ハンブルクはドイツの主要な玄関口となるのに理想的な位置にある。MB Energyのインフラストラクチャ、サービスステーションネットワーク、取引の専門知識を、Daimler Truckの次世代水素トラック開発と川崎重工業の先駆的な水素貯蔵および輸送技術と組み合わせる。私たちは共同で、ヨーロッパ向けの拡張可能な国際水素輸入回廊の構築に取り組んでいる」さらに同氏は、「信頼性の高い液化水素サプライチェーンを確立することは、エネルギー安全保障と持続可能性の向上に貢献する。私たちはパートナーとともに、これを統合されたエンドツーエンドのソリューションとして提供することを目指している」と続けた。
