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三菱重工、SOEC共電解とFT合成装置を活用し、一気通貫プロセスで液体合成燃料製造実証成功(2026.2)
三菱重工業㈱はこのたび、同社総合研究所長崎地区にて、二酸化炭素と水と電気から液体燃料を合成する⼀貫製造プロセスの実証を行い、液体合成燃料を一気通貫で製造することに成功したと発表した。本プロセスでは、SOEC共電解によって水素と一酸化炭素を生成し、これらを原料として、FT合成装置で液体合成燃料を製造する。合成された液体燃料を分析した結果、持続可能な航空燃料(SAF)に適した成分が得られることを確認した。
SOEC共電解は、水蒸気のみならず二酸化炭素も電気分解し、合成燃料の原料となる水素と一酸化炭素を同時に生成することが可能である。また、同社は、独自技術の円筒形セルスタックを開発している。このセルスタックで共電解を行うことで、プロセスの簡素化と、高効率な電解による経済性の向上が期待でき、コスト競争力の高い合成燃料の製造が可能になる。

SOEC共電解とFT合成の一貫実証試験装置
