トピックス,エネルギー編
韓・GS CaltexとPOSCO Internationalのインドネシア合弁企業、パーム油精製施設竣工式開催(2025.11)
韓国のGS CaltexとPOSCO Internationalがインドネシアに設立した合弁法人ARC(AGPA Refinery Complex)は、パーム油精製施設竣工式をインドネシア・バリクパパンで11月19日開催したと発表した。
この日の竣工式には、GS Caltex社長のSaehong Hu氏とPOSCO International社長のKye-in Lee氏をはじめとする両社関係者たちとインドネシア政府(エネルギー鉱物資源部、投資部、バリクパパンシー)及びインドネシア大韓民国大使館、業界及び地域関係者など約100人余りが参加した。
GS CaltexとPOSCO Internationalは2023年、世界最大のパーム油生産国であるインドネシアに合弁法人ARCを設立し、ARCを通じてインドネシア東カリマン弾州バリクパパン産業団地の30万m2規模敷地に約2,600億ウォンを投資し、昨年5月に着工した。
ARCが今回竣工したパーム油精製施設は、パーム原油(CPO, Crude Palm Oil)を原料としてバイオディーゼル原料や食用油脂などパーム精製油を生産し、年間約50万トンの精製能力を保有している。
POSCO Internationalはインドネシアに農場で生産されたパーム原油をARCに供給し、ARCで生産したパーム精製油はインドネシアだけでなく韓国、中国など近くの国で販売する予定だ。 GS Caltexは、プロセス運転能力をもとにARCの精製施設運営効率を高め、生産されたパーム精製油のうちバイオディーゼルの原料となる製品を韓国市場に販売する予定だ。
今回のパーム油精製施設の竣工及び稼動により、GS Caltexはパームステアリン(Stearin)などバイオディーゼル原料を安定的に確保することになり、これにより自社原料確保から製品生産・販売まで続くバイオディーゼルバリューチェーンを構築した。

