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仏・アルケマ、シンガポールに新たなリルサン透明ポリアミド工場の建設投資を発表。2026年稼働予定(2025.7)
フランスのアルケマ(Arkema S.A)は、シンガポールで最新鋭の工場を稼働させ、リルサンポリアミド11の世界生産能力を50%増強したことを受け、シンガポール拠点にリルサンクリア透明ポリアミドの新工場を建設することを発表した。この新工場は約2,000万米ドルを投資し、2026年第1四半期に稼働開始予定である。
この投資により、アルケマのリルサンクリア透明ポリアミドの世界生産能力は3倍になり 、眼鏡、民生用電子機器、ヘルスケア機器、家電製品など、さまざまな市場における持続可能な高性能透明材料に対する世界的な需要の高まりに対応するのに貢献する。
アルケマは、バイオ由来の透明ポリアミドのリーディングカンパニー。主力グレードであるRilsan Clear Rnew G850とG820は、それぞれ45%と62%のバイオ由来炭素を含有している。これらのグレードは、軽量、高い透明性、柔軟性、耐薬品性を備え、幅広い温度範囲で性能を維持する。さらに、アルケマの先端ポリマー向けリサイクルプログラム「Virtucycle」の一環として、完全にリサイクル可能である。