トピックス,マテリアル他編
蘭・Avantium発表、日本のポジティブリスト(PL)でFDCAが認可モノマーに。食品接触用途で利用可能に。(2025.7)
2025年7月3日、再生可能かつ循環型ポリマー素材のリーディングカンパニーであるオランダのAvantium NVは、日本が2025年6月1日からの食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度を発表し、食品衛生法に基づくこのリストには、FDCA(2,5-フランジカルボン酸)が認可モノマーとして含まれていると発表した。これにより、ポジティブリスト掲載物質のみの使用が許可されている日本において、FDCAを原料とする植物由来プラスチックであるPEF(ポリエチレンフラノエート)が食品接触用途で使用できるようになった。これは、世界有数の主要市場の一つである日本における、持続可能な包装ソリューションに向けた重要な前進である。
日本は、食品接触材料に安全で承認された物質のみが使用されることを確保するため、2020年に合成樹脂のポジティブリスト(PL)制度を導入しました。現在導入されているこのポジティブリスト制度は、食品包装用プラスチックの製造に使用される個々の成分を明確に重視している。FDCAが日本のポジティブリストに追加されたことで、PEFは日本市場全体で持続可能な食品包装に広く採用されるようになる。これは、欧州と米国で既に付与されている食品接触材料の承認を基盤としている。
詳しくは、→https://newsroom.avantium.com/implementation-of-japans-positive-list-confirms-fdca-approval-for-food-contact-use/ 関連情報→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36419.html 関連情報→https://www.caa.go.jp/policies/policy/standards_evaluation/appliance/positive_list_new